【歌日記】「歌の灯火」2019年10月22日 山口きずな音楽祭 *一般公開ページ

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-中原中也を、いつか中也の生まれ故郷、山口で演じてみたい-


2年前の2017年。
そんな僕の夢を叶えてくださったのが、
「山口きずな音楽祭プロジェクト」の皆さんでした。

「山口きずな音楽祭」への初出演が決まり、
音楽祭のテーマでもある亀渕友香さんの「きずな」を聴かせて頂き、
その言葉のメッセージに「なんてステキな音楽祭だろう」と、始まる前からの感動。
 

音楽祭への出演、そして亀渕さんにお会いできるのを、心から楽しみに待っていました。


そんな中、音楽祭開催2ヶ月前の10月22日。
亀渕さんは旅立たれました。
 

一緒に歌声を交わしたかったな。


初めて出演した山口きずな音楽祭は、出演者、お客さま一体となり、
中原中也と亀渕友香さんを想う、とても温かな公演になりました。

 

僕はその年のステージで
創作舞台「詩人・中原中也〜在りし日の歌〜」から4曲、

「サーカス」
「盲目の秋」
「湖上」
「幻影」


を、ダンサーの米島史子さんと一緒に、表現させて頂きました。

 

 

 

"きっとまた、山口に帰ってきます。
その時は、僕の作った中原中也を、最後まで演じさせてください"

 

そんな想いを、湯田温泉にある「ISO’S BAR」でお話させて頂いている時に、
"一緒にやりましょう!"と声をあげてくださったのが、
亀渕友香さんとの親交も深い、
山口きずな音楽祭プロジェクトの杉本理恵子さん。


そこに、"ここ「ISO’S BAR」を、サーカス小屋のようにして
中也を表現する場所にできるんじゃないだろうか?"
と、
「ISO’S BAR」のオーナー磯村さん。


"10月22日。亀渕さんの命日は、中原中也の命日でもあります。
そして令和元年の今年は、祝日になりましたよ"
、と、
中原中也記念館館長の中原豊さん。

 


そんな、偶然で温かな、"点"と"点"が繋がり合い、


「歌の灯火」
~おさとかえり「中井智彦」Presented by 山口きずな音楽祭~


を開催させていただくことになりました。

皆さまのご協力に、心から感謝いたします。

 


亀渕さんも公演をされていたこの「ISO’S BAR」で、
中原中也/亀渕友香さんと共に
「歌の灯火」(ともしび)を感じる公演にしたいと思います。

 

今、考えている公演の中身です。

 

【第1部】

僕の創作する中也。
僕が演じる、ピアノを弾き語る中原中也と、
ダンサー米島史子さん演じるピエロ、愛する人、自然、芸術による舞台。

今回は、劇団四季でご一緒していた、衣装の佐藤茜さんにご協力いただき、
米島さん演じる「芸術」の見え方をより進化させたい、と考えています。


「詩人・中原中也〜在りし日の歌〜」
新曲「ダダ音楽の歌詞」を入れた、計10曲の作品になります。

詩:中原中也 /作曲:中井智彦

1:サーカス
2:ダダ音楽の歌詞(新曲)
3:盲目の秋
4:湖上
5:帰郷
6:幻影
7:春と赤ン坊
8:夏の夜の博覧会はかなしからずや
9:春日狂想
10:夏

 

【第2部】
ピアニストに長濱司君を迎え、
亀渕友香さんへの祈りを込めて、
最高のショーをお届けするプログラムをご用意いたします。

 

 

山口で新たな表現が出来る喜び。

この日、この時間、この場所という、偶然の奇跡。

ぜひご一緒に。


歌日記でした。



 


 


2019年10月22日。
中原中也そして、亀渕友香さんの命日でもあるこの日。
しんみりとした追悼ではなく、
ご縁のあるISO'S BARを「サーカス小屋」に見立て、
この日/この時間/この場所に、
中也を愛する方、亀渕さんを愛する方が集い、
新しい表現が生まれる。
「きずなの聖地」で歌を通じ、お二人を偲び、心に灯がともるような時間を、
ご一緒に。


 


「歌の灯火」
~おさとかえり「中井智彦」Presented by 山口きずな音楽祭~

1部:「詩人・中原中也の世界-在りし日の歌-」(創作舞台)   
2部:歌の灯火(ライブ)


【出演】
中井智彦
米島史子(ダンサー)
長濱司(ピアノ)


【衣装協力】
佐藤茜
 

【 公演情報 】


 

「歌の灯火」(おさとかえり「中井智彦」 Presented by 山口きずな音楽祭)

【日時】2019年10月22日    (火・祝日)
昼公演:お食事開始12:00   開演:13:00~
夜公演:お食事開始17:00   開演:18:00~


【会場】ISO'S BAR        
住所>>山口県山口市湯田温泉4丁目2-27        
アクセス>>湯田温泉駅徒歩約15分/湯田温泉バス停徒歩約3分
http://isos.bar/access/


【チケット】¥7,000 (自由席/整理番号付き・税込)
※会場にて別途お食事代(¥3,000・税込)をいただきます。




主催:山口きずな音楽祭プロジェクト/upcoming株式会社                        
協力:ISO'S BAR                        
後援:公益財団法人山口市文化振興財団/中原中也記念館                        
公式サイトhttp://www.kizunaxkizuna.com                        



【公演に関するお問合わせ】 
電話: 山口きずな音楽祭プロジェクト083-929-3947/ISO’S BAR 083-921-4588(18:00〜)
メール: info@kizunaxkizuna.com
FAX :083-989-4193

 

【 チケット受付】


 

発売開始:2019年8月3日(土)10:00~


■中井智彦 受付 (「歌の灯火」オリジナルデザインチケット)

◎中井智彦予約へ


■チケットぴあ(Pコード:160-791)

◎チケットぴあへ

 
 


亀渕友香  (日本のゴスペルシンガーの第一人者)
1993年日本を代表するゴスペルグループThe Voices of Japan(VOJA)発足。2008年「第1回 野口英世アフリカ賞」の授賞式および記念晩餐会にて、天皇皇后両陛下や歴代総理大臣、アフリカ各国の大統領や国王といった国賓の前で演奏。2009年より8年連続で、山口きずな音楽祭に出演し、楽曲「きずな」を山口クリスマス市に広める。2017年10月22日逝去。


中原中也 (詩人)
1907年4月29日、山口県湯田温泉生まれ。小学校高学年より短歌を制作。文学に熱中するあまり山口中学校を落第し、京都の立命館中学へ転校。ダダイズムの詩を書き始め、富永太郎からフランス象徴詩を学ぶ。1925年に上京し、小林秀雄、河上徹太郎、大岡昇平らと交流しながら、詩や翻訳・評論を発表。生前の著作に第一詩集『山羊の歌』(1934年)の他、ランボーの翻訳詩集3冊がある。1937年10月22日、鎌倉で死去。享年30歳。翌年、友人たちの手で第二詩集『在りし日の歌』が刊行された。

 

 

 

【MOVIE】


 

「中井智彦Premium Show vol.1」(2016年7月2日 公演 )
【独り舞台】中井智彦「詩人・中原中也の世界~在りし日の歌~」より「盲目の秋」「湖上」「春日狂想」


中井智彦初の創作となる独り舞台「詩人・中原中也の世界~在りし日の歌~」よりダイジェスト動画。

昭和の詩人・中原中也の詩から11編を選び、中井自身が作曲。
円形舞台の真ん中で中井が独り、30年を駆け抜けた中原中也の生涯を演じ切ります。

 

詩:中原中也
企画・構成・演出・作曲:中井智彦
ピアノ:上野加奈
演出補佐:片島亜希子

 

【ロングバージョンの動画はこちら】
https://youtu.be/RpbSmXOT5sY

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