【歌日記】何故僕が「Play a Life」の夫役に魅力を感じるのか。*一般公開ページ

演じたいと思う役に出会うと、自分の中に電気が走る感覚に見舞われます。

『美女と野獣』の「野獣」
ブロードウェイで観劇し、野獣の心情に感動。
一人で孤独に、醜いが故の劣等感と共に生きている彼の姿。そこに手を差し伸べてくれるベルの暖かさ。
僕自身、孤独の中にいる時に周りの人に助けてもらえた経験がたくさんあったので、野獣とベルの心が通じ合う会話には演じながら実感も込めて感動していました。

『ひめゆり』の「檜山上等兵」
高校の修学旅行で沖縄に行った時に、元ひめゆり学徒隊の方のお話を聞き、その事実に胸を締め付けられました。
戦争の悲劇を繰り返してはならない、そう心に誓いました。出演させて頂く10年程前に初めて観劇し、その中で「戦争」に打ちのめされ、自分の罪と共に落ちていく檜山に対し、キミのまっすぐな「生きる」という温かい心に出会い、心が変わる檜山。
やはり、キミという暖かさに出会う事で救われています。


『ビリー・エリオット』 の「トニー」
頑なで頑固なトニーはお袋が死んでから、親父が腑抜けになった分俺がやらなきゃならないという使命感から、かなり背伸びをして炭鉱夫のリーダーとしてみんなを引っ張っていきます。
ストライキの失敗という現実をトニーが受け止めた時、ビリーがロンドンに行き自分の好きなことにまっすぐに進んでいく姿がある事、これは作品後の世界になりますが、その事実がトニーにとっての希望の光になっていると信じています。

『中原中也』や『GOOD EVENING SCHOOL』の「鈴木源」のように、
オリジナルではなく、長く演じられている作品の中に、自分と役の共感が詰まっていると、ビリビリするんです。

そんな中、お話を頂いた『Play a Life』。
僕自身、大学時代に教育実習に行っています。
音楽の授業ですが、『サウンド・オブ・ミュージック』や『リトルショップ・オブ・ホラーズ』等、
ミュージカル映画を観てもらう事で音楽と物語のつながりや、オペラとの違いを考える様な授業をしました。
この「夫」もまさに映画を見ればいい!という授業をするソロナンバーがあります。
いやこれ僕じゃないか!!
ってくらい驚きました。
そして「夫」は「妻」という想い出の中に生きている。
そこから抜け出せない脆さ、弱さ、失ってしまう怖さを、実習生が解き放ってくれる。

人間は、人と人との繋がり、暖かさによって、救われて、前に進める。
そんな人物に、僕は共感し、涙します。
そう感じさせてくれた作品が、『美女と野獣』であり、『ひめゆり』であり、『ビリー・エリオット』でした。

そしてこの『Play a Life』を映像で観させていただいた時に感じた感覚も、まさに電気が走った感覚でした。

作品との出会いは運命です。

今、僕がこの「夫」を演じる事のできる運命を噛み締めつつ
無事に皆さんに届けたいと心から願う作品です。

歌日記でした。

 



作・演出 上田一豪  作曲 小澤時史

■出演
白猫チーム:中井智彦 仙名彩世 黒沢ともよ
黒猫チーム:田村良太 井上希美 飯塚萌木

演奏:Key 田中和音  Vc 石貝梨華

あらすじ
高校の教育実習で担当教員に好きな映画を尋ねられて、ロビン・ウィリアムズの『今を生きる』と答える教育実習生。彼女の答えは担当指導教員に昔を思い出させた。 ロビン・ウィリアムズのファンであった二人は、ロビンがアカデミー賞にノミネートされた時にロビンの映画特集をしていた名画座で出会い、恋をして、夫婦になった。 彼女は映画に憧れて教師に、彼は俳優を志した。
いつの間にか妻は教師を辞めて、彼は高校の非常勤講師を務めるようになっていた。
そして二人の生活の間には1匹の猫。  
ひょんなことから教育実習生の恩師が小学校の教師だった妻だとわかる。
何が夫婦の生活を変えたのか?妻が教師を辞めた理由は?夫が教師になった理由は?
“今を生きる”というテーマが物語の結末を導き出していく。
 

作・演出 上田一豪/作曲 小澤時史/美術 柴田麻衣子/照明 岩下由治/音響 高橋秀雄 (Entr'acte Inc.)/舞台監督 上田光成 (ニケ)/演出助手 中本吉成/演出部 高瀬雄史 角田萌夏/美術製作 三井優子/ライブ配信会場制作 藤岡陽子/制作 水流あかね/プロデューサー 柴田麻衣子

文化庁委託事業「文化芸術収益力強化事業」
主催:文化庁 東急株式会社 株式会社シアターワークショップ
制作:TipTap
技術協力:富士通株式会社


TipTap HP www.tiptap.jp 



【公演概要】

■ 実演会場 ヒカリエホール ホール A
1月23日(土) 15:00白猫/18:30黒猫
1月24日(日) 15:00 黒猫★/18:30白猫☆
1月25日(月) 15:00 白猫/18:30黒猫
※中井智彦は白猫チームの出演です。

チケット センターブロック指定席 6,500円  サイドブロック指定席 6,000円

■ リモートライブ配信  ※アーカイブ配信はございません。
★1月24日(日) 15:00黒猫チーム
☆1月24日(日) 18:30 白猫チーム

チケット 2,500円 (各回限定 250アカウント)

■ 上映会場 iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ
□ライブ配信上映 (黒猫チーム)
 1月23日(土) 18:30/1月24日(日) 15:00/1月25日(月) 18:30
 ※特典映像:タイムラプス舞台仕込映像

□アーカイブ上映(白猫チーム)
 2月5日(金)〜2月8日(月) 18:00/2月9日(火) 17:00
※特典映像:タイムラプス舞台仕込映像

チケット 全席自由 2,000円

 

*各種チケット 一般販売 [1月12日(火)19:00]

※感染症対策のため各会場 客席50%で販売致します。


◎お申込みはこちら
http://www.tiptap.jp/TipTap_HP/PaL2021.html

※中井智彦オフィシャルファンクラブでのチケット先行受付は終了いたしました。

ゲスト

  1. ゆき

    play a Life 出演告知を見た時頭の中で 夫 教師
    としてあのセットで舞台に立つ中井さんの姿すぐ浮かんできたんです
    普段あまり無い事なので不思議だなと思っていたんですが 歌日記読んでちょっとわかった気がします
    教育実習の時そうだったんですね
    このお話読んだらあの授業の場面その頃の中井さんも重ね合わせながら歌を聞きたいなと思います
    楽しみになりました

    人の優しさ温もり 暖かさ 生きていく希望
    共感の中から生まれた大切な役達
    妻との思い出の中で生きていた夫が
    自分の人生を生きようと前に一歩踏み出す勇気を持つ 妻と実習生2人の優しさと誰かを思い遣る気持ち
    今を生きよう とたくさんの想いに涙が溢れます
    きっと今回の 夫 も中井さんにとって忘れられない大切な役になっていきますね

    中井さんの夫役への想い聞かせていただいて
    今回の出会い 今は無事に幕を開けてくれますようにと祈る思いが強くなりました
    ありがとうございます

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