【歌日記】山口きずな音楽祭「三夜 歌の灯火」3days *一般公開ページです

祈りを捧げる場所。
人を想う場所。
愛を語る場所。
心を伝える場所。


校庭で青空に向かって
畑で地平線に向かって
海から富士山に向かって
歌っていたあの頃。

あの頃の僕に伝えてあげたいです。
僕の歌を受け止めてくれるところに巡りあえるんだよって。


山口県山口市湯田温泉の
ISO'S BAR。

山口きずな音楽祭「三夜 歌の灯火」3days。

今年で4回目。10月20日〜22日に開催しました。

 

 

初日は宮川彬良さん・安利さんとのスペシャル・コラボレーションDAY。
僕が作曲した「中原中也」の弾き語りから
安利さんとともに、宮川彬良さん作曲の 組曲「少年の時計」、
「幸せはすべての人に」「きずな」と歌の物語とをたっぷりと。

彬良さんの造られる曲は
詩の持っている喜びや悲しみが肌感で伝わってきます。
歌うたびに感じる人間の愛おしさ、そして切なさ。
音楽を作るということは
人を笑顔にするだけでなくて
時には目を瞑って考えてみようよ
と提案する事なのかも・・
なんて思いながら、歌わせていただきました。
年末にまた安利さんとともに彬良さんの歌の世界を生きられるのがとても楽しみです!




2日目、3日目の前半は、僕の弾き語りで「中原中也の世界」を。
後半は、ピアニスト神木涼さんと共に祈りをテーマに、
ミュージカル曲や、「きずな」(湯川れい子さん作詞/宮川彬良さん作曲)もお届けしました。

 

山口きずな音楽祭。
何より拘りを発揮し続けてくれる、最高のスタッフさん方との出逢い。
ISO'S BARという空間でしか生まれない奇跡のような物語。

10月22日が命日の
中原中也も
亀渕友香さんも
きっと遊びに来てくれてたと思います。


音楽の力で笑顔になっていただきたい一心でお届けしていますが
人を思い続けることの大切さを気づかせてくれるのが「歌の灯火」です。
感謝しかありません。



そして、10月20日には赤田神社秋祭りにも参加させていただきました。

中也から「サーカス」、ミュージカルから「愛せぬならば」、そして新曲「生きるということ」、
最後に「マイ・ウェイ」を奉納させていただきました。

平和を祈り続ける大切さを、地元で活躍するコーラスグループYuiとのコラボレーションで
「幸せはすべての人に」も歌えた喜び。
この祈りが届くことを願い続けます。

 

 


そしてそして!!
今年から山口市内の学校を訪問させていただいてるんです!


今回は良城小学校、島地小学校の2校を訪問し
歌うこと、伝えることを中心にディスカッションして、
ミニコンサートと共に、中原中也のお話を。
こんな幸せな時間をいただけるようになりました。
(※島地小学校HPにもニュースが載ってます  https://fa.fureai-cloud.jp/_view/simaji-e/notice/index/112/3697 )


大きい声を出すこととは?人に伝えるということとは?
小さい声でもこうしたら言いたいこと、伝わるよね?

先生は小さい声、p(ピアノ)も好きだよ!!みたいな話から、
芸術論を絡めて中也の話をして、
中也を通じて地元をもっと好きになってもらう。
あぁ
幸せだ。
誰かの役に立とう
とかではなくて
そこにあるものの素晴らしさに気づいてもらうだけです。




山口で育った中原中也の芸術感。
山口の自然の素晴らしさ。
人の温かさ。
音楽の楽しさ。
詩の面白さ。

僕が生きているという意味は
ここにあるのかもしれません。


出逢いに
きずなに
感謝。


 





 

歌日記でした。

ゲスト

  1. ゆき

    歌日記を読みながら 詩の灯火 の温かな時間を
    思い出しています
    中也の詩は数篇しか知らなかった私が中井さん中也の歌を聞き、湯田温泉 中也記念館にお邪魔し
    街の空気を感じる事で私の中の中也の世界が広がり
    これからの指針になる様な詩に出会う事ができました
    10月22日にISO’S BARで中也 亀渕さんを側に感じながら祈りの歌を聴く事がかけがえのない時間になり
    また来年も帰りたいと思っています
    そしていつか赤田神社さんも 幸せはすべての人に
    も聞きたいです
    そして学校訪問
    中井先生と過ごした時間はきっとこれからの財産になり、いつか中也の名辞以前の事も山口 地元の持つ
    素晴らしさ 誇りがわかる時がきてくれますね
    中也と きずな を繋いでくれた歌の灯火に感謝です

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