【歌日記】ありがとうカナケン!


昨日、神奈川県民ホールにて、
「神奈川フィルハーモニー管弦楽団 県民名曲シリーズ第22回 
ありがとうカナケン!~ザッツ・エンタテインメント~」に出演させていただきました。


神奈川県民でありながら一度も立ったことのなかった神奈川県民ホールでしたが、
これまで数々の名演を、このホールで観させていただきました。
中でも印象的なステージは2006年。当時大学生の頃に観たオペラ『愛の白夜』。
オリジナルのオペラを創るという情熱を感じ、興味津々で観劇に行き、
杉原千畝という人物の生き様に感動した作品です。
人の命の尊さを歌い伝えることは、芸術のもつ大きな役割なんだと教えてくれました。


今、僕が創作中のオリジナル音楽劇『生きるということ』は、
アフガニスタンに用水路を作った医師・中村哲さんを知ることで、
僕が感じた人の命の尊さを歌と共に表現しようとしている作品なのですが、
今思えば、このオペラ『愛の白夜』との出逢いも、僕の創作欲を掻き立てた大きなきっかけの一つだったと思います。

 

*オリジナル音楽劇『生きるということ』(4/27(日)ライブ配信あります)
https://www.nakaitomohiko.jp/contents/898343
 



そんな神奈川県民ホールが3月31日をもって休館と伺い、なんとも寂しく感じていたところでしたが、
なんと中川晃教さんから、ありがとう神奈川県民ホールの企画で「一緒に歌いませんか?」とお誘いをいただいたんです。

 

中川さんの出演されている作品を客席からたくさん観させてもらっていて、
ミュージカル『モーツァルト!』はもちろん、『ジャージー・ボーイズ』『フランケンシュタイン』
神奈川だとKAATでの新作ミュージカル『怪人と探偵』!!!
僕は作品と音楽に没入する中川さんのファンなんです。

 

中川さんとは、僕がパーソナリティーをつとめていたラジオ番組にゲスト出演いただいた時に
初めてお話させていただいたのですが、もっともっとお話ししたい!と思っていたので、
ご一緒に音楽を紡ぐ機会がいただけてとても嬉しかったです。


中川さんが音楽の天使なのはわかっていたのですが、
共演させていただき改めて感じたのは、細部にわたる音楽へのこだわりでした。
声の出し方、オーケストラとの息の合わせ方、
指揮者の沼尻竜典さんとのディスカッションの中に、オーケストラ皆さんへのリスペクトを感じ、
音楽の中に深く深く入り込んでいく。
音楽を愛しているからこそ、音楽にも愛されているんだなと実感しました。
 

 

そしてもうお一方、大好きで尊敬するシルビア・グラブさん!
僕の初舞台でもある『レ・ミゼラブル』でファンティーヌを演じられていました。
デュエットを2曲も歌わせていただき、本当に夢のような時間でした。





昨日僕が歌ったナンバーは

『ウエスト・サイド・ストーリー』より「マリア」と「トゥナイト」
ただただ大好きなこの作品のこの楽曲を、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の皆様と最高なサウンドと共に、
しかもシルビアさんと歌えるこの胸の高鳴りを共有したい!!!!

『レ・ミゼラブル』より「星よ」
初舞台から憧れのジャベールのナンバー。歌わせていただけて光栄でした。

『エリザベート』より「闇が広がる」
中川さんとのデュエット。実は歌うのが初めてで、最初はどっちがトート??と思っていたのですが、
圧倒的に中川さんの音楽の魔法にかかりたい僕の要望で、髭面のルドルフ中井が誕生しました笑。

『ラ・マンチャの男』より「見果てぬ夢」
僕の人生の教科書のように大切にしている歌です。

『美女と野獣』より『Beauty and the Beast』
劇団四季時代、で500公演ほど野獣役をやらせていただきました。
いつもコンサートでは「愛せぬならば」を歌うことが多いですが、
この曲をデュエットすると図書館のシーンを想い出します。
シルビアさんと歌えるなんて、本当に嬉しかったです。

アンコール「ニューヨーク・ニューヨーク」

今思い返すだけでも興奮してきちゃいました。



憧れの神奈川県民ホール。初めてにしてラスト。
最高の想い出をありがとうございます。

あと、昨日のトークで出身校名をお話しした時の会場のどよめきが、たまらなく最高でした笑
そして神奈川フィルハーモニー管弦楽団のトロンボーン奏者に、
僕と同じ出身校・藤沢西高校の先輩がいらしたことも判明!
オペラ『愛の白夜』に関わられていた方々もたくさんいらして、終演後もお話しが尽きませんでした!

最高の時間をありがとう、神奈川県民ホール!!

歌日記でした!

 

 

↑神奈川フィルハーモニー管弦楽団の皆さん、指揮の沼尻竜典さん、コンサートマスター石田泰尚さん
シルビア・グラブさんとデュエット!

 


↑中川晃教さん・シルビアさんとのトーク!
 

 

 

↑アンコールの「ニューヨーク・ニューヨーク」
 

 

↑藤沢西高校の先輩、トロンボーン奏者の府川雪野さん!

 


↑今回たくさん編曲いただいた大橋晃一さん、僕、中川晃教さん、指揮者の沼尻竜典さん、シルビア・グラブさんと。

*ステージ写真撮影:藤本史昭さん


 

 

ゲスト

  1. ゲスト

    昨夜は極上の至福のひとときを過ごさせていただきました。
    ありがとうございました。

    闇広はギリギリまで、どちらがどちらなのかワクワクしてましたが、まさかのお髭のルドルフにはびっくり🫢
    でも、素敵なルドルフでした😀

  1. ゲスト

    昨日鑑賞させていただきました。前日に中川さんのインスタストーリーズを見て、急遽仕事が休みになったのでネットで一階最後列からでしたが、オーケストラと皆さんの歌声の重なりで、贅沢なひとときでした。中井さんのStars、次のジャベール決まりじゃん!って思いました、胸の前で十字を切っておられてとても雰囲気が伝わってきました。そして、闇広!確かに髭面のルドルフはレアでした😁こうやって、ミュージカル音楽を知ってもらえる機会はミュージカルファンの一人としてとても嬉しかったです。明日からまた頑張れます!

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