【歌日記】ひめゆり

朝、20分程起き上がれませんでした。
終わってしまったんだな、という想いと、肉体的な疲れと、色々。

 
台本を読み、あまりの悲惨さ、負の連鎖に心が痛くなりました。
 
沖縄戦の悲劇。
その中に生きた人々。
それを生々しく、とてもリアルに表現した舞台「ひめゆり」。
 
アンサンブルのみんなが沖縄を生きぬいてくれたからこそ形になった舞台。
軍曹として、国を愛し、家族を愛していたからこそ闘い続けた小野田龍之介さん。
学徒隊を導き、愛を持って生きる意味を与え続けてくれた婦長、木村花代さん。
ボロボロになり、泣きながら、それでも生きる希望に走り続けたキミ、はいだしょうこさん。
 
僕が凄く恵まれていると思う事。
初舞台からずっと素敵な俳優さんと共演し続けられている事。
 
全身全霊で、舞台に向かう。
 
そんな方々と一緒に舞台に立ち続けられている事こそ、何よりの財産です。
 
僕に希望を与え続けてくれたキミ。
絶望の淵から救い上げてくれたキミ。
僕の心と身体を優しく包み込んでくれたキミ。
ありがとう。
 
毎回新鮮に、檜山としてたくさんの感情が動きつづけていたのも、はいださんのお陰でした。
 
共演者のみんなもありがとう。
スタッフさんにも感謝です。
作品を創るのに力を貸してくださった沖縄の方々。
その力とともに、この作品を創った ハマナカトオルさん、ビリーさん。
そして観劇してくださった皆様、本当にありがとうございました。

今日は一日、ゆっくりひめゆりの想いと共にいさせてください。

歌日記でした。
 

ゲスト

  1. オガ

    お疲れ様でした。
    今回中井さんの出演をきっかけにこの作品を知り、初めて観劇させて頂きました。
    言葉に出来ないくらいの衝撃を受けました。
    以前から戦争について関心があり、様々な書籍や映像などで戦争の悲惨さを痛いくらい感じていました。
    そんな命をかけて戦った方々の思いを、この舞台を通じて改めて感じました。
    「お国のために」と言いつつも「非国民」と言われることの恐さの方が強かったのではないのでしょうか。
    「生きることが恐い」という気持ちがあるということも悲しく、やるせない気持ちになりました。
    私が戦争を知っていく上で、恐いと思っている物があります。それは「モールス信号」です。
    真珠湾攻撃が始まる時に送られたこの信号の音が恐いです。
    戦争が起きていた事実は消すことは出来ません。絶対に風化させてはいけないこの出来事を、このような舞台を通して知ることが出来るのはとてもありがたいことだと思っています。
    今後、戦争を語って下さる方も少なくなります。私たち現代の人間が、語りつないでいくことが必要だと、心から思いました。
    これからもっと戦争について知っていけたらと思っています。
    素晴らしい舞台を観劇できたこと、本当にありがたく思います。
    また機会があれば、観劇したいと思っています。
    ありがとうございました。

  1. ごんちやん

    お疲れ様でした。檜山上等兵素敵でしたよ。毎年観劇している演目で、今年は更に素敵な出演者様が揃っておりましたので、今年も観劇させて頂きました。戦争の悲惨さを間近に感じさせられる演目で、学生時代は毎年8/6原爆の日とと8/15の終戦記念日は登校日で、必ず「ほたるの墓」の映画を鑑賞して戦争体験者様の話を聞いていた記憶があります。私自身戦争については未知の体験であり二度とこのような悲惨な事を起こさないようにしたいと今回「ひめゆり」を観劇させて頂き思いました。来年も上演されるようですが、予定が合えばもう一度観劇したいと思います。今回の出演者様で、もう一度再演をお願いしたいと思います。

pagetop