昨年11月の「Singer Song Actor」というライブでこの曲を歌わせていただきました。
高畑勲さん訳詞のこの歌を、都はるみさんが歌われている音源をはじめて聴いた時、
とても心を揺れ動かされたのを、昨日の事のように覚えてます。
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愛は時に残酷なまでに、人を傷つけてしまうことがある。
ただ耐え忍ぶことが愛、その恐れから前に踏み出せなくなる心。
自らを晒してもいないのに、人を非難しても何にもならない。
失敗を恐れ、自分の事だけしか考えず、人への優しさが薄れていってしまう。
ゴールばかり気にして、スタートすら出来ないでいる。
これ以上ない程、孤独や不安に挫けそうになっても、
寒い冬の雪にうもれている土の中に、芽吹こうとする種があるからこそ
陽射しのありがたさを感じながら、春には花をひらくことができる。
明けない夜はないし、止まない雨もない。
寒さを耐え忍んでこそ、命宿る春を迎えられる。
「愛は花、君はその種子」
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今の僕の心に、高畑勲さんの詩がまた語りかけてきてくれます。
日本語の素晴らしさを改めて噛み締めた今日この頃。
歌動画日記でした。