【歌日記】ONLINE LIVE -Singer Song Actor- *一般公開ページです。

1週間前くらいから、僕はナーバスになっていました。

ON LINE LIVE。

歌の物語を画面越しでお伝えすることができるのか…。
いつものライブだと、会場にいるお客様の反応を感じ、そのエネルギーをどんどん歌に吸収していき、会場全体が歌の世界に溢れていく。
無観客で、画面越しのお客様にどれだけ伝えられるのか…。頭を切り替えなければ。




カメラのスイッチングを、ライブ動画の制作をお願いしている映像ディレクターの阿比留拓郎さんに今回もお願いし、
カメラ越しだからこそ伝えられる舞台の切り取り方がしたい、と相談しました。

1曲1曲の世界観、背景、照明変化を、カメラで切り取る。
切り取るからこそ見えてくる歌の世界を表現できたら、オンラインライブだからこそ伝えられる世界になるのではないか・・・。

この歌の世界の共有を、Zoom会議で何度もスタッフとしました。




音作りも悩みました。
長濱司さんのピアノと、成尾憲治さんのアコースティックギターとエレキギターの持ち替え。
エレキを使うことにしていたので、シンセサイザーの方が相性がよく、混じり合うのでは?と最初は思っていたのですが、
長濱さんとディスカッションを重ね、シンセサイザーを使わず、敢えて生ピアノでいくことにしました。
小編成だからこそ、それぞれの出す音に拘り、相手を信頼し、役割を渡し合っていけるのではないか。


そしてスタジオで3人揃ってリハをして確信できました。
ピアノからギターへのバトンの渡し方。
歌と呼応するエレキギターの音色、時に優しく、時に激しく。
思い描いた音楽の世界を作ることができる!という確信に変わりました。


しかし緊張感は尋常でなく、向かう電車の中でも手が震えたり、会場についてからの武者震いも。リハ中から止まりませんでした。


いざ本番が始まると、
これはとても不思議な感覚だったのですが、
リハーサルとも違う、歌のエネルギーに包まれました。

『観てくださっている皆さんを、僕がカメラ越しに感じることができた』んです。

誰もいないライブハウスで、音楽が始まった瞬間に、観てくれているという空気。
そこから生まれてきたのは、今、このカメラの向こうにいるお客様と一緒に作っている世界の共有感でした。

たくさんのスタッフに支えられ、信頼できるミュージシャンに支えられ、何より観劇してくださった皆様に支えられ、形になったオンラインライブ。

その日、その時、その場所で生まれるエネルギーは、やはりありました。

観劇してくださった皆様、本当に、本当にありがとうございました!


歌日記でした!





<セットリスト>
01:Moon River 
02:ラ・マンチャの男 
03:時が来た 『ジキルとハイド』 
04:エーデルワイス 『サウンド・オブ・ミュージック』 
05:My Favorite Things 『サウンド・オブ・ミュージック』 
06:時代 
07:メモリー 『キャッツ』 
08:アイ・ガット・リズム 
09:愛せぬならば 『愛せぬならば』 
10:La La Land Medley
11:Anthem 『CHESS』 
12:Somewhere 『West Side Story』 
13:心の瞳 
14:虹の彼方に 『オズの魔法使い』 
15:見果てぬ夢 『ラ・マンチャの男』  
16:マイ・ウェイ 



中井智彦
長濱司(Pf/アレンジ)
成尾憲治(Gt/アレンジ)




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