高校生の時に「ジキルとハイド」を観劇し、
大学に入りブロードウェイで観劇した数々のミュージカルに感動。
こんなにも芝居と音楽が融合した最高のエンターテイントがあるとは・・と心を射抜かれ、
今まで走り続けてきました。
そんな僕がずっと抱いていた夢は、
「ミュージカルアルバムを作りたい」でした。
作るからには一切妥協をしたくない。
大好きなミュージカルだからこそ、
絶対に物語が聴こえてくるようにしたい。
原曲の楽曲感でまっすぐ挑む曲。
中井智彦としての心情を多めに歌う曲。
楽器編成を変える事で新しい景色が見える曲。
僕の曲への拘りを、アレンジャーの長濱司さん、山本真央樹さんと、
何度もディスカッションしました。
「良いものを作る!」
という信念を持って挑んでくれた製作チームに妥協という言葉はなく、
スタジオで籠っている時間も本当に幸せでした。
そしていよいよ歌入れの時。
スタジオのブースで歌う。
お客様を前にして歌う、ではない。
編曲した長濱さん、山本さんの拘り、
エンジニアさんの拘り、
聴いて頂く時にその拘りがお客様を包みこむよう、
愛と情熱を込めて作られた楽曲に、歌を吹き込む。
緊張するのか・・
自分でもどうなるのかわからない感覚の中、
ブースに入りヘッドフォンをつけて音が流れた瞬間感じたのは、
"喜び"の感覚。
夢が叶ってるんです。
歌の中に生きている物語を、
スタッフと共に同じ方向を向いて、
拘りぬいて、拘りぬいて、
お客様に届ける事のできる現場にいる幸せ。
そしてアルバム「I Live Musical!」が完成しました。
今の僕のベストパフォーマンスを記した作品です。
たくさん聴いてください!!!!
2020年3月、4月。
新型コロナウイルスで日本が固まり出した時の話。
歌日記でした。
https://www.nakaitomohiko.jp/pages/al_ilivemusical