2021年3月26日金曜日。
僕がナビゲーターを務めるJ-WAVE(81.3FM)の番組「STAGE PIA WE/LIVE /MUSICAL」100回目の放送日でした!
第1回目のゲスト、別所哲也さんから始まり
これまでにたくさんの俳優や演出家、ミュージカルを愛する方々にご出演していただきました。
本当にありがたいです。
そもそも喋り下手な僕が、こんなに贅沢な番組のナビゲータ務めるなんて、
夢にも思っていませんでした。
子どもの頃は、人前で何を言いたいのかわからなくなってしまう、そんな子でした。
ただ、歌うとなると別で、音楽の時間に急にみんなの前で大きな声で歌うという、不思議な奴だったと思います(笑)
大人になっても喋りへの苦手意識は変わらず、ライブのMCでも「早く歌に移っ て、お客様を安心させなくては・・」と思ってしまうほど。
そんな中、事務所のスタッフと一緒にライブを作るようになって、
「MCもその空間にいるお客様に楽しんでいただくための、大切な時間」という認識に。
そうなると、前の曲の余韻から、次へ行くためのステップをどう作るか、という捉え方に変わっていきました。
先日の「トーク&ライブ-歌宴-」で「どのようにMCを用意されてますか?」という質問に、
「箇条書き!」とお答えしましたが、実際ここに至るまでは色々ありました。
最初は「一言一句、しっかり文面を準備して挑む」という感じでした。
その結果、あまりにもカタイ中井が出現…。
お客様もつられて緊張するレベルだったと思います(汗)
こりゃいかん。どうするか…。
次に考えたのが「ほぼ白紙でやってみよう!」作戦。
ざっくりな流れだけ考えて、いざ挑んだライブでは、話したいことが独りよがりに。
結果、大幅に時間が伸びてしまい、スタッフに叱られる始末…。
いやいや、俺ってどうしたらいいんだろう…。
そしてたどり着いたのが「箇条書き」。
この曲の間でお話ししたいことをざっくり箇条書きに。
その点と点の中で、お客様との対話も楽しんでみようと。
結果、自分としても自然に、よりお客様とも対話できるスタイルだなと
気がつきました。
番組の話に戻りますね。
観客で舞台を見る時に、出演されている俳優の想いを想像しています。
作品への思いや、役への捉え方、また役を通じて滲み出る生き様。
「ああ、だからこの方の歌は感動するんだな」とか、客席側から色々想像していました。
そんな僕が観客として抱いていた質問を、現役の俳優さんや演出家さんにぶつけることができる・・
すごい番組ですよね、想像もしていなかったことです。
大人数での会話は未だに苦手意識があるのですが、この番組は「1対1」の対話。
その方の魅力をリスナーの皆さんにお届けしたい、という思いと、
僕自身の興味から、ライブMCのように、話したい事への箇条書きをまとめて、そこから派生していく流れで収録しています。
その派生の波を存分に楽しみながら、ゲストの方の魅力に触れ、毎回感動しています。
100回目。
僕自身も心から楽しませて頂いている番組です。
これからも皆さんに、舞台の楽しさ、魅力をお届けできるよう、精進してまいります!
歌日記でした。