4人でリハーサルで集まった時から思いました。
このコンサート、絶対おもしろくなる！と。
小野田龍之介君、上原理生君、福井晶一さん、そして僕。

多分、ミュージカルの舞台のに立っている俳優の中でも、
重心の深さを感じるという面では同じ部類の僕達。

なのに、選曲が被らない！
こんなに重厚感のある楽曲が続くプログラムもすごいですが、
4人の声質、方向性がそれぞれ違うので、
僕がお客さんで聞いていても、これは飽きないぞ！
と、確信を感じた歌稽古でした。
 

名古屋につき、リハーサル。
セントラル愛知交響楽団の皆さんの迫力のある音に興奮。
そして指揮の松井慶太さんの「歌いやすさを」追求する柔軟さに感謝し、
あっという間に本番を迎えました。


1曲目はオーケストラによる『ウエスト・サイド・ストーリー』のオーバーチュアから。
もう最高なんですよ！
僕と理生君はバーンスタインの音楽のエネルギーに感動してましたが、
トニー2人（龍之介君と福井さん）は胃をキリキリさせながら興奮してました笑
そして舞台袖から僕らの生声で「マンボ！」のシャウト！！
客席まで届いてたみたいで嬉しかったです！

最初の歌は「Somewhere」を4人で。
僕ら声の個性を最初に感じていただけるナンバーでした。
重厚なハーモニー、気持ち良かったな。

次はソロパート。
トップバッターは龍之介君。
『ファインディング・ネバーランド』から「ネバーランド」
トークを挟み、
『ノートルダムの鐘』から「僕の願い」。
トークの盛り上げ方、もはや先輩です。
僕より10歳ほど年下なのに、10歳上くらいの回し方です。焦ります笑。

何より僕は龍之介君の声の柔らかさ、柔軟さ、言葉の伝え方が大好きなんです。
２曲とも素晴らしかったなぁ。
ミュージカルでは重厚な歌を聴かせてくれる龍之介君の声ですが、このメンバーだと不思議と軽やかに聴こえる。
僕ら4人を並べる面白さをまずここで実感しました。


その後、僕のソロで『ラ・マンチャの男』より「ラ・マンチャの男」
オーケストラと一緒に歌えて最高に気持ちよかったです！
トークを交え『ムーラン・ルージュ！ザ・ミュジカル』より「Your Song」。
ミュージカル版を初めて歌ったんですが、
繊細な表現もしっかりマイクがピックアップされて、あぁ、幸せでした！


次はオーケストラによる『サウンド・オブ・ミュージック』のメドレー！！
壮大なオーケストラで聴く『サウンド・オブ・ミュージック』の世界。
できるのならそのまま「エーデルワイス」を歌いたかった・・


そして理生君の登場。
『Chess』より「Anthem」
金管楽器が唸るオケの「Anthem」、最高です。
そこに理生君の重厚な声が重なり合い、胸熱でした！
『ジキルとハイド』より「時が来た」。こちらも圧巻でした。
普段のテンポより少し遅めかなと思ったのですが、
理生君はいくらでも音の間を埋める力があるので、オーケストラと交わり合い、重厚な楽曲に仕上がっていました。


ソロの最後はいよいよ福井さん。
『レ・ミゼラブル』より「ブリング・ヒム・ホーム」
福井さんの優しさに溢れたこの曲は沁みました。
『美女と野獣』より「愛せぬならば」は、もはや涙なしには見られません。
なんせ僕に野獣の背中を見せ続けてくださった福井さんの「愛せぬならば」を、
フルオケで。舞台袖で震えてました。感動。


そして一幕ラストは『ラマンチャの男』より「見果てぬ夢」を4人で。


休憩を挟み、

オーケストラによるクリスマスメドレー！
・・の後は、龍之介君と福井さんによる『The Christmas Song』、
僕と理生君の『O Holly Night』。

そしてここから「mirai-J」のみんなが登場！
声がみんな強くて「歌うの楽しいです！」という思いがビシビシ伝わってきました！
若いっていいなー！！笑


「Silent Night」(きよしこの夜)
『ゴダイゴ』の「ビューティフルネーム」

アンコールで
『Joseph and the Amazing Technicolor Dream Coat』より「Any Dream Will Do」

をお届けして終演でした！



大好きな共演者。
指揮の松井慶太さん。
セントラル愛知交響楽団の皆さん。
mirai-Jのみんな。
そしてこのコンサートをまとめ、演出された菅野こうめいさんの力。
お客様に音楽の楽しさ、優しさ、力強さが伝わったと感じました。


最後に。
新幹線遅延の影響でご来場が叶わなかったお客様。
絶対、またやります！っと僕が言ってもどうにかなるかはわかりませんが、
僕ら4人もまたやりたいねっって言ってます。
言い続けます！笑


またお逢いできるのを、楽しみにしています！
歌日記でした。