最近たくさんの人と出逢います。
稽古場ではもちろんですが、
観劇に行った時の役者さん。
そしてその舞台をみて心を動かされたお客様たち。
稽古場に向かうときの電車の中の人。
乗り換えのエスカレーターですれ違う人。
今までも逢っていたはずなんですが、
イヤホンをして、
本を読んで、
疲れたら寝て、
なるべく周りを見ないようにして歩いてたのかな。
最近はイヤホンを外して、
前をみて、
電車の音を聴いて、
笑っている人を見ると元気になって、
目を開けながら色んな創造をして、
ふと思ったことを書き留めて・・・
舞台に挑戦できる事。
自分の中から生まれ出るものを形にする事。
そしてこうやって前を向きながら空気を吸える事。
なんか大分自分が変わった気がするんです。
歌に生きる!
とか小っちゃいころから頑なに決めちゃったせいで、
何故、
歌うのか。
歌とはなんなのか。
この歌をどう歌うべきか。
どう声を出すべきなのか。
いや、声を出すんじゃない?
喋らなきゃ。
この役として歌いたい、
いや、この役として生きたい。
喋らなきゃ。
喋りながら、歌う。
なんのために?
自然な歌を歌うために。
その歌の感動を伝えるために声を出す。
考えすぎて苦しくなる時もありますが、
これがあるから続けられるんですよね。
先日観劇したイキウメの「天の敵」。
舞台に立っている人たちが、自分をさらけ出し、本当の自分と役をシンクロさせて、
ウソなく演じるからこそ、伝わる人間の姿。
歌う こと。
演じる こと。
伝える こと。
どんどん近づいていきたい。
多分一生かかるだろうけど、遣り甲斐しかない!
なんてね、歌日記でした!
中井さんの歌日記を読ませていただくと、「生きている」感じがします。上手く言えませんが、たくさんの生きる道がある中で、迷いながらも自分で選んだ道をまっすぐに、そして一生懸命に生きている。様々な環境の変化などもしっかりと感じ取りながら、大変なことも受け入れて、楽しいことは心から楽しんで…。そんな生き方をとても素晴らしいと思います。
私もやってみたいことをやる前から諦めたりしないように、「生きている」という実感を持ちながら、しっかりと前に進んでいきたいと思いました。