中井智彦

デビュー15周年記念
EP盤
「Singer Song Actor」
~シンガー・ソング・アクター~
2022.9.7 Release

FC特典盤/受注生産


通常盤

音楽配信 /ストリーミング

 

 

アニバーサリー企画として、オフィシャルウェブサイトやファンクラブを通じリクエストを募り、寄せられた130を超える曲の中から、中井智彦が歌い手としての原点に返り、「今、等身大の自分としてお届けしたい」とオリジナルナンバー1曲とカバー5曲を選曲。
待望のEP盤リリース!

FC特典版/受注生産

通常盤商品にBlu-ray+スペシャルブックレットがパッケージされたファンクラブ限定盤!!
ご希望の方にはお名前(ニックネーム)をクレジットいたします。お届けは通常盤の発売日前ですので、いち早く「Singer Song Actor」の世界をお聴きいただけます。
完全受注生産商品です。お見逃しなく!!
FC特典盤受注締切:2022年7月15日(金)23:59まで
商品のお届け:2022年9月5日(月)

詳細はこちら 

3ヶ月連続配信 決定!

先行配信!
EPリリースに先駆け、先行シングルを3か月連続で配信リリース! 


第1弾「翼をください」
発売日2022年6月3日(金)
配信・ストリーミングはこちら


 

第2弾「夢追い人」
発売日2022年7月1日(金)
配信・ストリーミングはこちら


 

第3弾「心の瞳」
発売日2022年8月5日(金)
配信・ストリーミングはこちら

                    

※各ダウンロードサイトおよびストリーミングサービスにて配信されます。

               

EP「Singer Song Actor」収録曲

    • 01:翼をください
      作詞:山上路夫/作曲:村井邦彦
    • 02:伝わりますか
      作詞/作曲:飛鳥涼
    • 03:夢追い人
      作詞:中井智彦/作曲:長濱司
    • 04:愛は花、君はその種子 〜The Rose
      作詞:Amanda McBroom/作曲:Amanda McBroom
      日本語訳詞:高畑勲/
    • 05:心の瞳
      作詞:荒木とよひさ/作曲:三木たかし
    • 06:My Way
      作詞:Paul Anka/Lucien Marie Antoine Thibaut/日本語訳詞:片桐和子 /作曲:Claude Francois/Jacques Revaux

      編曲:長濱司
      演奏:長濱司(ピアノ)/成尾憲治(ギター)/田中啓介(ベース)/森拓也(ドラム)

*ミュージックビデオ「翼をください」

中井智彦による楽曲コメント

「翼をください」
この背中に、いつか翼が生えて飛び回れる--。そう信じていたあの頃。
いつのころから自分は飛べないと思いこみ、限界を感じ始めたのか。
小学生の合唱で歌っていたこの曲。
当時は明るく前向きに捉えられていた歌詞が、今改めて対峙すると、あの頃とは全く違った景色になっている。
この曲と改めて再会した時の心情の変化に驚きました。
そんな歌の物語を、今、形にしてみたいという思いで、長濱司さんにアレンジをお願いし、前奏、間奏に物語を込め、バンドサウンドで完成したのがこの歌です。
そして今回なんと、この物語をミュージックビデオとして形に残すこともできました。
撮影チームにも心から感謝です。
デビュー15周年。今の自分とも向き合うために、今回レコーディングしました。




「夢追い人」
僕のコンセプトライブ「ウタツムギ」から産まれた楽曲です。
かつては夢を持ち、懸命に追いかけていた男が、いつの日か夢を諦め社会のピースとなり、そこで生まれる息苦しさ生きづらさ…。ウタツムギの登場人物「中井智弘」の葛藤をぶつけたオリジナルソングです。
大人は誰でも少なからず感じることがあるんじゃないかなと思います。
実は「ウタツムギ」の構想をするずっと前から、こんな曲を作りたいと思い続けていました。
僕自身は今年で39歳ですが、今も夢を追いかけ続けていることがエネルギーになり、それが推進力となっています。
それは本当に運が良かっただけで、何か一つ掛け違えていたら、きっと今の景色を見ることができなかったのかもしれない。
これまでライブで披露してきましたが、リクエストもたくさんいただき、今回スタジオレコーディングバージョンでEPに収録することができました。
ライブバージョンとも違う楽器編成と長濱君の楽曲のこだわりに、ミュージシャンが飛び込んできてくれました。




「心の瞳」
「翼をください」で感じたように、大人になったら見えなくなってしまう翼もあるけれど、生きてきたからこそ、色んな事を経験してきたからこそ 、"心の瞳"で見ることができるようになり、そこにある愛に気付くことができる。
そんな暖かい心に触れさせてくれる曲、それが「心の瞳」です。
愛の普遍性を詩にしている荒木とよひささんも、三木たかしさんの作曲も、もちろん坂本九さんの歌声も全てが大好きなこの作品を、中井智彦として歌うのは毎回とても緊張します。
今回のEPでは、長濱司さんがあえてピアノとギターのみの、優しい音色でアレンジしてくれました。
コンサートでも何度も歌わせていただき、リクエストもたくさんいただいてるこの曲。
満を辞して、レコーディングしました。
 

中井智彦

音楽ライター服部のり子氏による解説

 中井智彦のデビュー15周年記念ミニアルバム『Singer Song Actor』は、ファンからのリクエストをもとに選曲されたという。それを知らずに6曲の収録曲を見た時に、中井さんらしさが感じられる選曲だと思った。オリジナル楽曲『夢追い人』を除く5曲全てが昭和生まれの楽曲で、とりわけ1曲目の『翼をください』は、ご存じのように学校の教科書に載り、合唱曲として長く親しまれている。そんな優等生の曲を大人のシンガーが取り上げるのはなかなか難しい。聴く人それぞれに思い出があるだろうし、イメージが定着しているので、そこを傷つけずに独自の世界観を作りあげるのは簡単ではないからだ。だから、中井さんらしさを感じるとともに、なぜ大切な記念作品で歌うことにしたのだろうかとも思った。

 選曲の理由は、ご本人が説明しているので、ぜひコメントを読んでいただきたいが、私が思った“中井さんらしさ”の理由は、これまでも少年の頃に純真な心で受けとめた歌を好んで歌ってきたところにある。たとえば、尾崎紀世彦の『また逢う日まで』。この曲も昭和感があるし、大ヒット曲という点でも「あまりに直球すぎるのでは」という印象を当初持ったが、中井さんと話すなかでこの曲への思いを知ったし、好きに勝るものはないだろうし、彼の世界に「変化球」なんて必要ないんだと納得した。そのことをファンの人たちは、ちゃんとわかっている。それが伝わる素晴らしいリクエストである。

『翼をください』以外も名曲揃いで、いずれも美しい日本語の歌詞が際立つ曲ばかりだ。簡単にご紹介すると、②『伝わりますか』は、1992年に事実上の引退をした伝説の歌手、ちあきなおみのために飛鳥涼が29歳か、30歳の時に書き下ろした曲で、88年に発売した初のソロアルバムに収録されている。

 ④『愛は花、君はその種子~The Rose』は、シンガーで女優でもあるベット・ミドラーが主演した79年の映画『ローズ』の主題歌として歌った曲を、スタジオジブリの映画『おもひでぽろぽろ』のために高畑勲監督が日本語詞を書いて、都はるみが歌った曲になる。
 ⑤『心の瞳』は、坂本九の遺作となった85年のシングル曲で、『翼をください』と同様に合唱曲としても知られている。

 そして、⑥『My Way』は、アメリカを代表するエンターテイナー、フランク・シナトラが生涯歌い続けた十八番のひとつ。中井智彦にとってもライヴや動画などで歌う大切なレパートリーになっている。

 これらのオリジナルをご存じの方は、中井智彦ヴァージョンのアレンジに驚かれるかもしれない。『翼をください』について、中井さん自身が合唱で歌った小学生の時と、年齢を重ねた今では違った景色が見えているとコメントしているが、他の曲を含めて、今の景色を独自のアレンジで表現しているのだろう。

そのなかで『翼をください』は、バンドサウンドになり、④『愛は花、君はその種子~The Rose』は、ピアノのイントロを聴いただけでオリジナルの『ローズ』が浮かんでくるような曲だが、その特徴的なイントロを変えている。②『伝わりますか』もイントロで二胡風の演奏が流れることで、時間を遡るようなノスタルジーが漂い、“淡い紅をかるくのせて”という古き日本の情景が浮かぶ冒頭の歌詞が違和感なく耳に馴染む。このようにアレンジを変えることで、リスナーは、いい意味でオリジナルの先入観なく、中井智彦の世界に入りこんでいけるのだと思う。

 そして、入り込んだ世界で一音一音に愛情をこめて歌う歌に出会える。この丁寧な表現の歌に思うのはミュージカル俳優の飽くなき探求だ。彼らは、日々舞台に立つことで、観客の反応を直に受けている。観客として観ていても、心に響く歌、演じている役の心情が強く伝わってくる歌に自然と感情が高まり、素直な反応として大きな拍手を送りたくなる。その反対に美しい熱唱なのに、とても巧みな歌なのに、なぜか心に響かない歌もある。その現実を誰よりも知るミュージカル俳優は、どう歌えば、観客の心に届くか、どう表現すれば、この役の思いが伝わるのか。その探求の努力を絶え間なく続けている。

 それを全ての歌から感じられる。声の強弱、緩急はもちろん、優しく音を包みこむような発声など、さまざまな表現を駆使することで、歌の表情がとても豊かになっている。そして、その豊かさが新たな気付きに出会わせてくれるので、繰り返し聴いても飽きることがない。歌の奥深さを堪能させてくれる。ここに積み重ねてきた15年の経験が感じられる。『Singer Song Actor』とはまさに絶妙なタイトルである。

 最後の紹介になったが、唯一のオリジナル楽曲『夢追い人』は、J-POPの歌で人生を紡ぐコンセプトライヴ『ウタツムギ』のために書き下ろされたもので、中井智彦が作詞、今回アレンジも担った長濱司が作曲している。

 ミニアルバム『Singer Song Actor』は、『翼をください』、『夢追い人』、『心の瞳』の先行配信を経て、9月7日にリリースされる。時代として音楽を楽曲単位で楽しむ傾向が強まっているが、ぜひひとつの作品として、デビュー15年の集大成として『Singer Song Actor』を楽しんでいただきたい。
 

音楽ライター 服部のり子

ライブ情報

歌物語に実直に向き合う 中井智彦のアニバーサリー・ライブツアー!
中井智彦 Live Tour 2022「Singer Song Actor」開催!

 

<名古屋>LIVE HOUSE CIRCUS NAGOYA

日時:2022年9月17日(土) 12:30開場 /13:00開演

 

<大阪>Soap opera classics-Umeda-

日時:2022年9月18日(日) 12:30開場 /13:00開演

 

<東京> TOKYO FMホール

日時:2022年9月24日(土) 17:00開場 /17:30開演

               

チケット一般発売日:2022年7月1日(金)

詳細・チケット

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