中井智彦

デジタル配信シングル
「サーカス」
「幻影

「 詩人・中原中也の世界~在りし日の歌~」
(「1×1=∞ シリーズ 神田将・中井智彦 ON STAGE 」公演より)


2023.1.4 Release

 

歓びも、哀しみも、すべてが狂おしく、愛おしい。 音の魔術師・エレクトーン奏者の神田将と、卓越した表現力を誇るミュージカル俳優の中井智彦がタッグを組み、オペラでもミュージカルでもない、新たな世界に挑戦。舞台にはたったふたり。テーマは詩人・中原中也。 「芸術」とともに、わずか 30 年という生涯を駆け抜けた名から原中也の壮絶な姿を描いたオリジナル音楽舞台より「サーカス」と「幻影」のライブ音源を初の配信リリース。 

 

 商品説明

プロデュース&ボーカル:中井智彦
詩:中原中也
作曲:中井智彦
エレクトーン/編曲:神田 将
レーベル:upcoming

<収録公演情報>2020 年11⽉21日(土)会場:豊洲シビックセンターホール(東京)
※本音源はLIVE DVD&BOOK「詩人・中原中也の世界~在りし日の歌~」のライブマスター音源を配信用に編集・再ミックスしたものです。
 


 

「サーカス」
配信日:2023年1月4日(水)
配信・ストリーミングはこちら

 

 


 

 

「幻影」
配信日:2023年1月4日(水)
配信・ストリーミングはこちら


                               

※各ダウンロードサイトおよびストリーミングサービスにて配信されます。

 

                                                          

楽曲視聴

 

中井智彦によるライナーノーツ

「サーカス」
中原中也が幼少期に観たサーカスの想い出。
中也が感じた茶色い戦争、疾風の吹いた冬、そして、今夜ここにあるサーカス小屋。
何度読んでも、中也が思い描いたであろうその景色は、僕のどこかの記憶の景色にすり替えられます。
それほど、この詩の持つエネルギーは、人それぞれが持っている自我に生き生きと反応しているんだと思います。
「ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん」と揺れる空中ブランコも、読み手のみなさんそれぞれで全然違う揺れ方になりませんか?
悲しい詩にも読めるし、ワクワクする詩にも見えるし、ノスタルジックな詩にも感じる。
そんな僕ら読み手の可能性を最大限に引き出してくれるのが、この詩に惹かれる所です。



「幻影」
中也の詩の中でも、とても喋り言葉に近い詩で、台詞のように歌えるのが、この詩の大好きなところです。
作品の中に出てくるピエロ。
表現者として人前で演じるピエロに、僕は昔から惹かれていました。
大学時代にはオペラ「道化師」の物語を涙しながら観劇したものです。
そんなピエロを中也は芸術の象徴として捉えていたのではないかと、僕は感じています。
派手な動きをするわけでなく、月光を浴びながら、弱々しげな手つきで手真似をし、何かを伝えようとしているけど、わからない…。
芸術には答えがない。僕はそう思っています。
草を掻き分けて、自分を信じて、歩き続けることでできた道だけが、芸術と呼べるものなのではないか?そう、中也が言っているような作品です。

中井智彦

プロフィール

 

 

 中原中也 Nakahara Chuya
 1907年4月29日、山口市湯田温泉生まれ。小学校高学年より短歌を制作。文学に熱中するあまり山口中学校を落第し、京都の立命館中学へ転校。ダダイズムの詩を書き始め、富永太郎からフランス象徴詩を学ぶ。1925年に上京し、小林秀雄、河上徹太郎、大岡昇平らと交流しながら、詩や翻訳・評論を発表。生前の著作に第一詩集『山羊の歌』(1934年)の他、ランボーの翻訳詩集3冊がある。1937年10月22日、鎌倉で死去。享年30歳。翌年、友人たちの手で第二詩集『在りし日の歌』が刊行された。

 

 中井智彦 Nakai Tomohiko   歌手・ミュージカル俳優・表現者 
神奈川県生まれ。東京藝術大学卒業。2007年『レ・ミゼラブル』で初舞台。劇団四季にて『美女と野獣』(野獣役)と『オペラ座の怪人』(ラウル役)はそれぞれ約500ステージをつとめる。退団後は数々の舞台に出演するかたわら、コンサート、CDリリース、ラジオパーソナリティなど活動の場を広げている。近年の出演作は『ビリー・エリオット-リトル・ダンサー-』(トニー役)、『ナイツ・テイル-騎士物語-』(ピリソス役/歌唱指導)『スワンキング』(プフォルテン)など。
 劇団四季在団中に図書館で偶然手にした『中原中也全集』に深く感銘を受け、中也の感じた藝術を形にしようと舞台の創作を開始。2016年に企画構成・作曲・演出を自ら手がける独り舞台『詩人・中原中也の世界』を発表。2017年『山口きずな音楽祭VOL.9中也を歌う』(山口市民会館)、2019年・2022年10月22日『「歌の灯火」(おさとかえり「中井智彦」 Presented by 山口きずな音楽祭)』(ISO’S BAR)に出演。 
今後の出演作としてミュージカル『ジェーン・エア』(2023年3月より)を控える。 



 神田 将 Kanda Yuki  エレクトーン奏者 
1台のエレクトーンでフルオーケストラを思わせる豊かな音を奏で、電子楽器の常識を覆したエレクトーン奏者。特にクラシック作品の演奏を得意とし、独自の技術と高い音楽性が絶賛されている。
 仙台クラシックフェスティバルや霧島国際音楽祭に、唯一のエレクトーン奏者として出演。中国上海国際芸術祭への出演を機に、海外音楽祭への参加や海外公演も増え、日本生まれの楽器であるエレクトーンを演奏する日本人音楽家として各国で人気を博す。国内では、ソロコンサートを中心に活動しながらも、各地の小中学校への訪問コンサートを積極的におこなっているほか、公演の制作や演出の手腕にも定評がある。2021年にはエレクトーン史上初となる東京文化会館大ホールでのリサイタルを成功させた。スマートなトークにも磨きがかかり、今後の活躍が期待される。

 

関連ライブ情報

中井智彦コンセプトライブ「詩人・中原中也の世界~在りし日の歌~」

 

中井智彦:作曲・演出、神田 将:編曲・演奏、米島史子:振付けのオリジナル舞台


中井智彦が中原中也を演じ、ダンサー米島史子が中也の見たであろう芸術世界を身体で表現。
そして神田将の壮大かつ繊細ななエレクトーンと共にお送りする詩人・中原中也の物語。

 

<出演>
中井智彦 / 神田 将(エレクトーン) / 米島史子(ダンス)

<詩>
中原中也

<作曲・演出>
中井智彦

<編曲>
神田 将

<振付>
米島史子

 

日時:2023年1月21日(土)
12:30開場/13:00開演 (公演は70分を予定/途中休憩なし)

会場:
 実会場&ライブ配信
東京・吉祥寺ROCK JOINT GB
 (きちじょうじ ろっくじょいんと じーびー)
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺 本町2-13-14 B1


<実会場> 前売 5,500円(消費税込) 当日 6,050円(消費税込)
※全席自由・整理番号付き/入場時ドリンク代別途
※6歳未満(未就学児童)の方のご入場はお断りさせて頂きます。6歳以上チケット必要。


<配信> 視聴券 ¥3,000(税込)
開催期間:2023年1月21日(土)13:00~/アーカイブ配信:2月4日(土)23:59まで

◎公演詳細/チケット購入(ウドー音楽事務所HPへ)

【お問い合せ先】
ウドー音楽事務所 03-3402-5999(月・水・金:12:00〜15:00 (※火・木・土・日・祝日はお休み))


[主催]upcoming /吉祥寺ROCK JOINT GB
[企画・制作]upcoming
[協力]ぴあ/中井智彦オフィシャルファンクラブ「ブルートレイン なかい号」/ ヤマハエレクトーンシティ
[後援]公益財団法人山口市文化振興財団/中原中也記念館
[制作協力・運営]ウドー音楽事務所

 

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